はり・きゅうとは?
鍼って?
鍼は、太さが0.12mm~0.30mm程度の細いものです。
注射針は採血用のもので0.70mm(22G)、皮下注射用でも0.50mm(25G)ですから、それらよりも細く、痛みを感じにくいものを使用しています。
また、すべての鍼は使い捨てのものを使用しており、清潔で安全ですのでご安心ください。
また、このような刺さない鍼もございます。
12歳くらいまでのお子さんは、これらの鍼をつかって、からだをやさしく撫でたり擦ったりして、施術いたします。
うちの子供たちも、寝る前になると「はりやってぇ~」と私にせがんできます。子供たちは敏感なもので、もう十分だと感じると、「もういい」と言って、寝床に入っていきます。
これらの鍼については、刺激に特に弱い大人の方もご相談ください。
お灸って?
肌に直接乗せるタイプ(直接灸、透熱灸)と、間にしょうがやにんにく、びわの葉などを挟むタイプ(隔物灸)、肌には着けないで離して温めるタイプ(温灸)があります。
からだの「冷え」はあらゆる不調を引き起こします。肩こり・腰痛・神経痛はもちろん、不妊や各種難症も原因を突き詰めていけば、「冷え」があることが非常に多いです。
自分でできる養生法としてもお手軽で優れています。
お灸は、あなたのからだの強い味方です。
どんな症状に効くの?
鍼灸には、人間が本来持っている自然治癒力を引き出して、病気や痛み・しびれなどの不快な症状を改善し、
さらには再び病気になりにくいからだをつくる、そんなちからがあります。
ですので、肩こり・腰痛などの運動器系疾患だけでなく、からだで起こるあらゆる症状に効果が認められています。
WHO(世界保健機構)が定める鍼灸の適応疾患は以下があります。
【運動器系疾患】 | ◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー |
【循環器系疾患】 | 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ |
【呼吸器系疾患】 | 気管支炎・喘息・風邪および予防 |
【消化器系疾患】 | 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾 |
【代謝内分秘系疾患】 | バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血 |
【生殖、泌尿器系疾患】 | 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎 |
【婦人科系疾患】 | 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊 |
【耳鼻咽喉科系疾患】 | 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎 |
【眼科系疾患】 | 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい |
【小児科疾患】 | 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善 |